住宅ローンの基礎知識

2.過去の金利推移

過去の金利推移

現在、住宅ローンの金利は超低金利時代と言われています。
しかし、バブル期には都市銀行の変動金利で8.5%を記録しており、1985年からの平均でも4.0%となっています。
それでも、2010年にはいわゆる「ゼロ金利の復活」が発表され、当面は低金利が続く可能性がありますが、
住宅ローンの返済は長期に渡るため、金利変動リスクについて理解しておく必要があるでしょう。

過去の金利推移

ところで、金利は何によって決められているのでしょうか?
それは、金利のタイプによって数種類に分類することができます。

  • ・変動金利型や、固定金利期間選択型のうち短期間のものなど、短期間で金利が変動していく金利タイプでは、 一般的に、短期プライムレートなどの「短期金利」に連動しています。
  • ・10年以上の固定金利など長期間金利が固定される金利タイプでは、10年物国債利回りに代表される「長期金利」に連動する傾向が強くなります。ただし、金融機関の資金調達金利によって格差が生じています。
  • ・フラット35の金利は、住宅金融支援機構が提示する金利に、金融機関が利益とコスト分を上乗せして設定されています。 (住宅支援機構は、10年物国債金利+国債金利とMBS利率の差+機構の運営費、を提示)

また、住宅ローンの適用金利は、申込み時点ではなく融資実行時点になることも注意が必要です。 融資実行時期まで期間の長い場合は、その間の金利動向にも注意が必要ですね。

前へ 次へ