住宅ローンの基礎知識

4.金利選びのポイント

金利選びのポイント

それでは、実際に住宅ローンをご利用される場合、どのように選べばよいでしょうか?
利用できる金融機関は30種以上、金利の種類も数種類、さらに優遇金利などの特典があるとなればどの金融機関のどの商品に優遇金利をつけて・・・、とても悩ましいところです。

弊社のファイナンシャルサービスでは、ファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーの資格をもったエージェントが、 お客様の立場に立って一緒に返済計画を設計させて頂きます。

金利を選ぶ際、将来の金利の動きを完全に予測することは、誰にも不可能なことかもしれません。
しかし、各種経済指標などから一般的な世の中の動きについて、現在はどのような局面にあるのか考察する事により、 より良い購入計画が立てられるのではないでしょうか。

1.金利上昇局面において
金利上昇局面においては、一般的に固定金利型・固定金利期間選択型(固定期間が長期)が有利とされています。 借入時点では、変動金利や短期固定金利型の商品の方が金利が低いのですが、 これらのタイプは金利上昇に対していち早くあおりを受けるため、低金利の恩恵は短期間しか受ける事ができません。
また、実際に金利が上昇してから長期固定金利に切り替えればいいとの考えも聞かれますが、 その時点では、固定金利型・長期固定金利型も金利が上昇してしまうため、さらに高い金利となってしまいます。

2.金利下降局面において
金利上昇局面とは逆に、金利下降局面においては固定金利型・長期固定金利型は不利とされています。 これは金利が下がった場合でも、借入時点の金利が継続されてしまい、その時点よりも高い金利で返済が進んでしまうからです。 このような場合、ほかの金融機関への借換えを行うことにより、その時点での金利に再設定する事ができます。 (事務手数料や抵当権登記など経費がかかりますが・・。)
このような場合、最も早く金利下降の恩恵が受けられるのは変動金利となります。 短期固定型の場合でも、固定期間終了時にその時点の金利に変更できますが、固定期間中は変更する事はできません。

これらは、その時点での一般的な考え方となりますが、将来の金利の動きを予測することが難しいため
金利変動リスクを考慮しておくのがよいでしょう。

また、住宅ローンの返済期間は長期に渡り、金利上昇・下降といった局面を繰り返してゆくため、固定金利型以外のタイプでは、 定期的な「メンテナンス」が必要になってくるでしょう。

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