住宅ローンの基礎知識

14.金融機関が破綻したとき

金融機関が破綻したとき

金融機関が万一破綻した場合、そこから借りている住宅ローンはどうなってしまうのでしょうか・・・?

1.住宅ローンはそのまま引き継がれる
預金と違って住宅ローンは、金融機関が破綻しても金額などに制限無く、正常に返済されているものについては、 当初の契約のまま受け皿となった金融機関に引き継がれ返済を続けることができます。 (もちろん、ローンの一括返済を求められることもありません)
過去の事例でも、ローンの借入者は引き続き同じ契約内容で、受け継がれた金融機関に対して返済を行っており、 大きな問題も生じていません。 ただし、契約上明記されていない条件については、受け皿となった金融機関の設定に従うため、従来と変更点が生じる可能性があります。
2.預金とローンの相殺
破綻した金融機関に預金と住宅ローンの両方があった場合に、対象となるローン相殺禁止などの特約 がない限り、預金と相殺することができます。 また、預金と相殺する借入金の額は、預金者が決めることができます。

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